鉄のフライパン、使い始めに必要なこと
空焼きから油ならしまで、最初の30分でやること

鉄のフライパンを買ったはいいけれど、最初に何をすればいいか分からない、という声をよく聞きます。空焼き、油ならし、目止め。言葉は聞いたことがあっても、実際にやったことがない方は多いです。難しくはないのですが、順番を間違えると後が面倒になるので、一度ちゃんと確認しておく価値はあります。
まず空焼きをする
新品の鉄フライパンには、錆止めのコーティングが施されています。これを焼き切るのが空焼きです。コンロの上に置いて、強火で5〜10分加熱します。煙が出ますが、これはコーティングが焼けているサインなので問題ありません。換気扇を回しておくことをおすすめします。
フライパン全体が青みがかった色になったら、空焼き完了のサインです。この色は鉄が酸化した状態で、錆止めが焼き切れたことを示しています。火を止めて、自然に冷ますか、水をかけて急冷します。
油ならしで表面を整える
冷めたフライパンに油を多めに入れて、弱火で5分ほど加熱します。油をキッチンペーパーで全体に薄く伸ばしながら、表面に油をなじませていきます。この作業を2〜3回繰り返すと、表面に薄い油の膜ができます。
油ならしが終わったら、余分な油をキッチンペーパーで拭き取って完了です。最初の数回は、炒め物や揚げ物など油を多く使う料理から始めると、油がなじみやすくなります。卵料理は少し後にした方が焦げ付きにくいです。
毎日の手入れはシンプルでいい
使った後は、熱いうちにお湯とたわしで洗います。洗剤は基本的に使わなくて大丈夫です。洗った後は必ず火にかけて水分を飛ばし、薄く油を塗ってから収納します。この3ステップを続けるだけで、鉄のフライパンは長く使えます。
錆びてしまった場合も、金属たわしでこすって空焼きし直せば復活します。捨てる前に一度試してみてください。店のワークショップでも、錆びた鍋の再生を実際にやっています。
最初の30分さえ乗り越えれば、鉄のフライパンは使うほど楽になります。手入れが面倒に感じる方は、まずスキレットから始めてみるのもいい選択肢です。